2011年3月31日木曜日

最後の出勤

3年間、いろいろあったけど、
ここまで来るとホント辞めることを躊躇してしまうほど、
皆さまのお世話になりました。

これから最後の出勤。
一日手続きと挨拶だけだけど、気合が入るぜ。

2011年3月28日月曜日

ソーシャル・ネットワーク 2011/3/21

『ソーシャル・ネットワーク』@新宿ピカデリー
2011年アカデミー賞(編集賞、作曲賞、脚色賞)のほか、
2010年ゴールデン・グローブ(作品賞(ドラマ))、
2010年LAおよびNY批評家協会賞(作品賞)など受賞作品!

日本でも急速にシェアを広げる、
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)「Facebook」誕生の裏側を描いた伝記ドラマと言われている。
台詞が多すぎ、尺を縮めるために編集で会話のスピードを上げたとか。
字幕が工夫されているので(あるいは削られたのかな)
追うのは大変ではないが、
ストーリー展開が非常に早い。テンポがいいとも言える。

Facebookは元々、ハーバード大学の学生交流サイトとして始まったが、
アメリカでももっとも有名なハーバード大学の排他性といったら笑ってしまう。
エリートというのは、その地位に甘んじることなく、
自分たちが特別だと自分たちで再認識するのが大好きな集団である。
日本の旧帝国大学には学士会という組織があるが、
その行事に参加したときに持った感想だ。
ちょっと映画とずれちゃった。

デヴィッド・フィンチャー監督
1962年、コロラド州デンヴァー〜
『ファイト・クラブ』(1999)見たばかり。
ジェシー・アイゼンバーグ(マーク・ザッカーバーグ)
1983年NY市〜、ポーランド系ユダヤ人
『イカとクジラ』(2005)の評判がいい。
アンドリュー・ガーフィールド(エドゥアルド・サベリン)
1983年LA市〜、現在イギリス国籍のユダヤ系
『BOY A』(2007)ですね。
ジャスティン・ティンバーレイク(ショーン・パーカー)
1981年テネシー州メンフィス〜
歌手だね。
アーミー・ハマー
双子だと思ってたら、一人二役。

『アメリカン・ビューティー』(1999年)でアカデミー主演男優賞を獲ったケヴィン・スペイシーが
製作総指揮というのは意外だった。
が、調べてみたら監督もしてるのね。

マーク・ザッカーバーグ 1984年ニューヨーク州〜、ユダヤ系
って、タメじゃないか。
Facebookは2004年にアメリカの大学向けにサービスが開始したけど、
彼は2003年に大学には行ったはず(1浪した私が入学したのが2004年です)。
オタクとして描かれていたし、
きっとオタクなんだろうけど(何かに秀でている人はそうに違いないと決めつけてしまう凡人で済みません)、
ルックスは結構キュートだ。

エドゥアルド・サベリン 1982年ブラジル、サンパウロ市〜、ユダヤ系
Facebookの共同設立者となり、CFO(Chief Financial Officer:最高財務責任者)とビジネスマネージャーの役割を果たした。

ショーン・パーカー 1979ヴァージニア州〜
P2P 技術を用いたファイル共有ソフト Napsterの創設者
今やCDを買う時代でなくなりつつあるが、
そのきっかけとなったのがNapsterだった、と映画ではされている。

ここまで気の向くままに調べてみて驚いたのが、
Facebookは、ユダヤ系の二人の若者に創設されたということ。
さらに、映画では二人の配役には忠実にユダヤ系の俳優があてがわれている。
そもそも私自身、SNSを重宝するのは、
故郷やかつて住んだ街を遠く離れていても、知り合いの生活が手に取るようにわかり、
物理的な距離を感じなくていいことだ。
これをディアスポラの民であるユダヤ人だからこそ生み出せたものだ、
なんて、読み替えることもできるかもしれない。

でも、映画を見ると、
実はハーヴァード限定の交流サイトを作りたいと話を持ちかけてきた先輩から
SNSの着想のヒントを得たことは明らかで(ザッカーバーグは認めないのだが)、
そういう裏切りもなかなか楽しめるかもしれない。

2011年3月24日木曜日

あと一週間

どうも、まだ会社員のelhi_kです。
あと一週間で退職です。

11日の地震以来、そわそわして落ち着かず、
何もできずにいます。
忙しかった仕事はとりあえず現在のフェーズ(要件定義)が無事終わりつつあります。
最近は早く家に帰ってまったり晩飯を楽しんでおります。
明日から送別会ラッシュが予想されます。
来月まで続く模様です。
嬉しい

『セレブの種』はスパイク・リー作品でもかなり上位に来るのに、
日が空きすぎてあんないい加減なレビューになってしまった。
とりあえず、レビューできなかった作品達をメモ。

・2011/2/15
『心中天使』(2010)一尾直樹監督@ユーロスペース
  大学院の二次面接の帰りに年明け初の映画館訪問したのだが、
ろくな映画がなかった。
この映画、褒めてる人もいるけど、シュール過ぎて私は爆睡。
尾野真千子、好きなのにごめん。
・2011/2/19くらい?
『赤い文化住宅の初子』(2007)タナダユキ監督
初子の身の上が悲しすぎる。
ビデオの録画設定が途中でが切れてて、最後がわかんないのも悲しすぎる。
・2011/2/25
『バーバー・ショップ』(2002)ティム・ストーリー監督
アイス・キューブ主演。
シカゴの散髪屋が舞台。
黒人コミュニティにとって、散髪屋はコミュニケーションの場だなと実感。
ラッパーとしては今一だが、俳優としては存在感があり好演なアイス・キューブ。
・2011/3/13
『ファイト・クラブ』(1999)デヴィッド・フィンチャー監督
先週末、ついにデヴィッド・フィンチャーの『ソーシャル・ネットワーク』見ました!
エドワード・ノートンとプラピという豪華キャスト。
ティム・バートンの奥さん、ヘレナ・ボナム=カーターもいいです。
精神世界の映画でした。

2月はすでに腐っていたけど、地震を言い訳にまだ何もできてません。
もう少しぐずっていようかしら。
あと一週間となると、嫌なことは全部忘れて、
これまで築いてきた自分の居場所を自ら離れることが、心細くって嫌になります。

セレブの種 2011/2/13

『セレブの種』She Hates Me(2004) onDVD@家

「ハーバード大学のMBAを取得し、
大企業に勤める超エリートのジャック(アンソニー・マッキー)は、
内部告発をして解雇されてしまう。
一夜にして文無しになった彼は、
生活費を稼ぐためレズビアンの元彼女から“種付け”の依頼を引き受ける。」

この映画、生殖、同性愛、黒人エリートをテーマにしていて
現代の人種差別を考える上で教材にも使える気がします。

<メモ>
○アンソニー・マッキー 1979〜
『ノートリアスBIG』(2009)で、2パック役。
てか、『ハート・ロッカー』(2008)ですよね。
○ケリー・ワシントン 1977〜
『ラスト・キング・オブ・スコットランド』でアミンの妻役。
○エレン・バーキン 1954〜
ジェーンではないけど、名女優です。
若かりし日のレオさまを父親役のデニーロがいじめまくる『ボーイズ・ライフ』(1993)で、
その母親役を名演。なつかし。
○モニカ・ベルッチ 1968〜
イタリアの宝石
配役でもマフィアの娘。

2011年3月16日水曜日

たった2時間半の停電で弱気になり、携帯に書き留めた大げさなこと

16日、大学へ入学手続きに行ってから帰宅した後、
パソコンでネットサーフィンしていたら突然電気が切れた。
とうとう我が家も停電の指定区域になったらしい。

トイレは流れるし、蛇口を捻れば水が出てくる。
ガスも止まってない。
でも、お湯は出ないしガスストーブすらコンセントの電源を必要としてる。
次第に外が暗くなると暇潰しの読書ができなくなった。
今夜はどうやって過ごそうか。
 
「自分の時間がほしい」なんていうのは
インフラ完備を前提にしてのことだったのかと思うと、
結構恥ずかし情けない。
電気がないと「自分の時間」すら何のことだったか思い出せなくなる。

今年色んなことが変わるからとかなり意気込んでいた私にとって、
この出来事は
ここ10年くらいの価値観が揺るがされてしまいかねない威力を持ってきた。
慎太郎並に不謹慎ながら、今日、私は被災した。

引越ししました。

前のブログはこちら
googleやアップルコンピュータの独占はMSとどう違うのかいつも疑問だけど、
前のブログのサーバがあまりにエラーするので、
長い物に巻かれることにしました。

よろしくね〜