2011年11月7日月曜日

2011年10月のやっつけ読書

霜月です。

「しもつき」という言葉を聞くと、『モチモチの木』というお話を思い出します。
小学校3年生の国語の教科書に載っていたのですが、
確かマメタとかいう男の子が、おじいちゃんと二人暮らしで、
おじいちゃんが倒れた日に、
町医者を呼びに一人で夜道をいっぱい走るという悲しいシーンを記憶しています。

今年も後二か月ですか。
いろんなことがあったのか、なかったのか。
成長しているのか、していないのか。
右肩上がりや前進していないと気が済まないという、
この強迫観念みたいなものは何なのか、なんて
ブツブツ言いながら毎日グータラしています。

先の見えない不安は、限りなく広がる可能性の裏返しでもあるのだと、
時々言い聞かせながらも、
時々幸せを感じます。
そんな2011年もあと2か月。
マイペースに、心の糧になる読書をしていきたいと思います。

※映画もボチボチ見ているのですが、
こちらは更新が滞ってます。。。

1.フィリップ・ロス著、御木陽太郎訳『失踪―ボブ・ディランをつかまえて』(扶桑社、1989年)Blue Heron, 1985
2.ブノワット・グルー著、カトリーヌ・カドゥ、有吉佐和子訳『最後の植民地』(新潮社、1979年)
Ainsi Soit-Elle、1975
3.フランツ・ファノン著、海老坂武・加藤晴久訳『黒い皮膚・白い仮面』(みすず書房、2005年)
Peau Noire, Masques Blancs, 1951
4.月刊『創』11月号
5.岩崎稔、本橋哲也編『21世紀を生き抜くためのブックガイド』(河出書房新社、2009年)
『週刊読書人』誌上で、1998年から2008年までに行われた「年末解雇」座談会(編者の岩崎と本橋がゲストを迎え、その一年を振り返るというもの)
が収録されている。
論壇はもちろん、社会現象など文化的なことにも言及されていて、懐かし・面白い。
6.吉見義明『従軍慰安婦』(岩波書店、1995年)
7.安武秀岳『自由の帝国と奴隷制  南北戦争前史の研究』(ミネルヴァ書房、2011年)

ちなみに、
本日我が家に届いた月刊『創』12月号の読者欄に私の文章が久々に掲載されてました。
大きい書店にはあるはずなので、気が向いたら立ち読みしてください。

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